現場監督(施工管理)の仕事は「きつい」「大変」というイメージが強いですが、具体的にどんな1日を過ごしているのかは意外と知られていません。
この記事では、8年以上の経験をもつ立場から 実際の1日の流れ をわかりやすく紹介します。
これから施工管理を目指す人、転職を考えている人にも役立つ内容です。
朝の業務(7:00〜9:00)
■ 7:00 現場到着・準備
現場監督は職人さんより早く現場に入るのが一般的です。(朝が弱い私はもうちょっと遅いです。)
理由は以下の通りです。
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その日の作業内容の確認
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危険箇所のチェック
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朝礼の準備
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工具・材料の配置確認
「現場監督は準備が仕事」と言っても過言ではありません。
学生の頃、教授が口酸っぱく言っていました。「準備が8割、現場は2割」と。
準備さえしっかりしていれば、少々問題が起きたところで対応するのはそんなに難しくない。
■ 8:00 朝礼(KY活動・ラジオ体操)
毎日行う大切な工程です。
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作業内容の共有
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工程の調整
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危険予知(KY活動)←とても大切。(ちゃんと聞いていない人もいるから要注意。)
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連絡事項の周知
安全第一の現場では特に重要な時間です。
■ 8:30〜9:00 作業開始の立ち会い
各職人が正しく動けるよう指示を出し、
間違いがないか確認しながら作業がスタートします。
段取りがしっかり出来ていないと地獄の始まりです♪
午前の業務(9:00〜12:00)
■ 図面確認・打ち合わせ
事務所または現場内で以下を行います。
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図面と現場のズレの確認
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施工手順の確認
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追加対応や変更点の調整
図面を見ながら判断する能力が求められる重要な時間です。
慣れないうちは図面を見る癖(くせ)を付けましょう。特に新人さんはこれが出来ない人が多いです。図面をよく見る人と、そうでない人では現場知識の付き方が全然違います。
正直なところ、初めは見たところでよく分からない。
分からないことは、先輩や上司に聞く!これが大切です。
職人さんに聞くのも良いですよ。その道のプロなんですから。
■ 現場巡回(パトロール)
現場全体の安全確認を行います。
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作業手順は守られているか
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危険な箇所がないか
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材料の管理は適切か
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進捗状況に問題はないか
現場監督の1日の中で、最も大切にしたい時間が「巡回」です。
でもこれ、役職が上がってくるにつれて忙しくて出来ない人多いんです。
どんなに忙しくても、午前・午後最低1回は巡回したいですね。
■ 協力会社との調整
「午後から天気が崩れそう」
「材料が届かない」
「別の作業と被って危険になりそう」
現場は常にトラブルの連続です。
これを調整するのが現場監督の腕の見せどころ。
昼休憩(12:00〜13:00)
現場によってバラバラですが、基本は1時間。
監督はトラブル対応で時間が削れることもあります。(よくある。)
午後の業務(13:00〜17:00)
■ 午後の作業立ち会い
昼休憩後は事故が起きやすい時間。
集中力が切れている職人さんが増えるため、監督の監視が重要です。
お腹いっぱいで眠いですよね。昼食後に10分程度の仮眠がオススメ。
■ 写真撮影・記録作成
施工管理の仕事の半分は「記録」です。
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施工写真(蔵衛門という写真撮影アプリを使用してます。個人的に超オススメです。使ってない監督さんは損してると思っています。言いすぎかな…)
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工程管理表(月間工程・週間工程など)
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安全書類(最近はDX化していることが多いですね)
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進捗報告書
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発注書類
- 定例会議
デスクワークが多いのも現場監督の特徴です。
■ 発注業務・工程調整
翌日の作業に向けた最終確認もここで行います。
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材料の発注
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職人さんの手配確認
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翌日の段取り
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天候を考えたスケジュール調整
基本的に1か月くらい前にはある程度手配を済ませておけると焦らないです。
段取りが上手い監督=優秀な監督です。
終業(17:00〜21:00)~2:00)
■ 職人さんの作業終了確認
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作業の片付け
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危険物の管理
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現場が翌日も安全に使える状態か確認
■ 日報作成
事務所に戻り、業務のまとめを書いて終了です。
■ 残業は?
繁忙期は残業が増えますが、
「段取り力」がある監督ほど残業は減ります。
図面チェックとかやっていると時間かかりますね。
ごく稀に日付またぎます。私の場合はまだ数回です。
現場監督の1日まとめ
現場監督の仕事は「常に段取りと調整」。
体力だけでなく、判断力・コミュ力・安全意識が求められます。
しかし、慣れてくると
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トラブル対応が楽になる
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段取りが上手くなる
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現場が回るようになる
という面白さもあります。
他にも図面チェック・コスト管理などの仕事も年々増えてくるので、より一層忙しくなります。
それでも、現場竣工の達成感は格別ですよ!
あなたも是非、現場監督に挑戦してみてはいかがでしょうか。


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